ラン ランララ ランランラン ラン ランラララ〜ン

「歌あんまりうまくないね」




「月並少年少女合唱団だからね」


・・・・・・・









むしろ私に合掌





・・・うん、僕、負けない。


そんなこんなで(一人)楽しくやってます。


この間


「風邪ひきました」


と研究室に連絡して服買いにいったんです。
やはり学生とはいえ大人なので連絡はキチンとやっておきたいですよね。
ホウレンソウですよホウレンソウ。


で、


股間がスースーするんです。


ジーンズの股に穴が開いているんです。


きっと僕が風邪引いたとうそをついたのもこのせいです。
原因がわかっているので解決策として新しいズボン(死語)を買いに言ったわけです。


僕は川口元郷に住んでいるので赤羽によく行きます。
でも大体東口側で飯を食うのと終電がまだあるのに
一人でカラオケするくらいですから、
西口のほうにはあまり行かないのです。
ということで今回は西口側探索もかねてたわけです。
とりあえずユニクロがあることは知っておりました。
昔は松江のマックハウスとかよく行ったものですけど、
ファッションセンスとか口にするだけでもこっぱずかしい私めは
「ディスプレイ通りに買う」
傾向がありました。
そして試着がなんか恥ずかしい。


「サイズは大丈夫ですか(首をかしげる)?」
「大丈夫だと思います(目が泳ぐ)」
「試着されますか(首をかしげる)?」
「いや、いいです(目をそらす)。」


そんな中学高校時代をすごしました。
そんな感じだと一度も着ない服を買ってしまうことがあるのです。
大学で東京にきてから、これはいかん、と思いましたね
。勇気を振り絞って渋谷丸井のなかに入ったものです。
夏でしたねぇ。クールビズとかいう言葉のない時代でしたから、
今より冷房きいてたと思いますよ。


なのに、


何?この汗?


「まあ、なんザマショ、ここはおのぼりさんが来るような店じゃないザマス。」
という(マネキンの)視線。


「金ならありますが、何か?」
という視線ではじき返したものです。


そしたら、奴ら、動けないでやがる。。


当時僕は大学の寮住まいだったため、
月々の家賃、光熱費があわせて12000円を超えることがなく、
それに食費、交通費、その他を含めた額を仕送りでもらっており、
さらに「家庭教師○トライ」の営業
(電話問い合わせをしてきた家庭訪問→親子に説明→ご入会いただく)
のバイトの稼ぎが月10万以上。
単純計算で約15万円/月の貯金ができるという、
konic第一次バブル期でした。何度か通ううちになれてきて、
一つ気に入ったものを選んであとは店員さんに
コーディネイトしてもらうという二十歳をすごしました。
その後バブルははじけ、
部活にどっぷりはまり、
研究にどっぷりはまり、
洗濯物がどっぷりたまり、


着る前ににおいを嗅ぐ習慣


までできるようになりました。


いうまでもありませんが、このころから


「ウェービーヘアの女性と目が合うと石にされてしまう」
「女性は男性の反物質であるため触れ合うと対消滅する」
「キスすると魂を抜かれる」


という都市伝説を信じ込み(三番目は実際ある話らしいですが(*´ェ`))、


巫女みこナースがかすみ変換でプリキュアになって伝説の木の下で待ってます。
おにいちゃん・・・。


みたいな世界へどっぷり。。


最後なんか


親に想像妊娠させてますからね。重症ですよ。


流石にこれじゃいかん。
にげちゃだめだ

にげちゃだめだ

にげちゃだめだ

にげちゃだめだ

にげちゃだめだ

にげちゃだめだ

にげちゃだめだ

リリスの意思だもの。と思い至り、


ちゃんとしたモビr服や靴くらいはそろえようとしたのがおととしくらい。


で、


今、第二次konicバブル。また丸井へかよい出しました。


流石に20台も後半になると渋谷や新宿の丸井では買えないんですよ。
もっぱら上野か大井町ですね。
この穴の開いたジーンズも上野の丸井で買ったものです。
もう僕も試着せずに買うことはありませんよ。
店員さんを笑わせ続け


「ちょっとこのお客さんマジうけるんだけどぉ」


と言わせるまでに僕も成長しました。
成長の方向とかの話はこの際おいておけばどうかな?


でね、ジーンズ試着ですよ。
「どうですかぁ?」
「どうなんですかね?」
ってここで言ってカーテン開けられたりすると程よくズボンおろしたおっさん
出てくるわけですが、さすがにそれは即通報だろうと、思いとどまりました。
「ちょっと太ももあたりで血が止まってるんですけど」
「あー、じゃあ、こちらはいてみられます?」


「一応はけましたけど、しゃがめません」
「あー、じゃあ、こちらはいてみられます?」


「あ、これなら大丈夫です。」


エストから小動物入れそうですけどね・・・


僕は決してウエスト細くないです。なんせ身長-体重が100あるかないかですから。


なのになんだ?


脚の太さのほうが想定外なんですか?
サッカーとかずいぶんやってないですけど?
ツータック(死語?)にしてくれ。と心の叫び。


両脚の壊死を避けるためにはしょうがないか・・・
と購入。腰で止まらないためベルトがおかしな形になってますが、
仕方ありません。はいているうちにだんだんはき心地がよくなり、
これしかはかなかったんですね。それがまちがいのもと。
やや緩めの股間部が僕の高速歩きのためにこすれ、
すだれ状態にまでなってしまいました。


ゴホン・・


ここまで長々と丸井の話をしてきましたけど、


赤羽に丸井はないんです。





どうせやぶれるなら安いのでいいだろ。
というのがユニクロを尋ねた理由。
たしかに3980円は安い。
早速試着。
・・・
・・・
・・・
なんだこの汗?


まさか試着で目に入るほどの汗をかくとは。


試着室から汗だくで出てきたとき目をそらしたお姉さん、


無駄です。覚えました。





隣にジーンズメイト発見。


とりあえず無理にでも脚が入りさえすればいずれ拡がる
というのは学習済みです。
今回のコンセプトは
「ベルトをしなくても下がらないジーンズ」
です。


少々のきつさには目をつぶり、歯を食いしばり、息をとめ・・・


は、入った。


ラン ランララ ランランラン ランランラララ〜ン


その者蒼き衣をまといて・・・




脚のきつさと裏腹のウエストの空き具合。
これ僕だけですか?


ジーンズにもバリアフリーを求めます。


じゃないと


食事中(あるいは座っただけでも)ベルトをはずすため
食後立ち上がるとナチュラルにズボンが落ち、太ももでストップという






文字通りの完全バリアフリーなおっさんを見かけることになるよ?