信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス (新潮文庫)

信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス (新潮文庫)

信長が・・・であった。という小説。
もう少しそれならではの心理描写がほしかった。
信長の行動原理の説明が薄い。
発想が奇抜なだけにもったいなかった。
伝奇小説好きならお勧め。


ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

皆さんご存知ですよね。
流石に流行するだけあります。
僕は海外の訳小説読まないほうなんです。
どうしても文章がぎこちなくなるし、
登場人物の名前がカタカナだと覚えられないという
難点があるからです。
でもまあ、コレだけ売れてるなら・・・
と思って文庫買いました。
ダヴィンチにまつわる歴史推理を前面に押し出した
小説だと思ってたんですけど、
暗号推理ミステリーであり、冒険小説でありました。
面白い。
前半部をよく読んで人名を覚えてしまえば登場人物も多くなく、
読みやすいです。
流行が嫌いな方も毛嫌いせずに一読をお勧めします。


探偵ガリレオ (文春文庫)

探偵ガリレオ (文春文庫)

物理学者が探偵役となる推理小説です。
理系な殺人が起こり、それを実験によって証明していくという
変わった小説。短編集ですが、それぞれとても平易で読みやすく、
理系の僕にはタネを推理する楽しみも味わえました。
高校で物理化学をやってた人はかなり近いところまで予想できるのでは?