三度感動

「秘本三国志(陳瞬臣)」この物語で第一次陳瞬臣ブームが自分の中で起こった。高校3年、浪人時代、そして三度目。中学時代「三国志吉川英治)」で三国志にはまり、解説書、ゲームにのめりこんだものだが、「秘本三国志」ほど目からうろこの本はなかった。「三国志演義羅漢中)」の影響から開放してくれた一冊(全6巻ですが)でした。演義を知っていれば100倍面白いですね。思えばこれが私の初歴史推理小説体験です。中学時代は司馬遼太郎とか山岡荘八とかのいわゆる歴史小説がほとんどで、高校受験中あまり本を読まず、大学入っても暇つぶし程度だったが、修士2年時、「竜の柩(高橋克彦)」に出会い、埋もれた歴史について思いをはせるようになったしだいです。