初披露宴

二次会と一緒になったやつには出席したことあるのですが。
招待状が来て、
御祝儀払って、
受付やったのは、
初めてです。


現役・コーチ時代お世話になった人だし、
今私が代表やってるチームのメンバーだし。
呼ばれてよかったです。


せっかくなので、神前式も見学。
アマテラスに誓うんですね。
出雲大社とかでやってもアマテラスなのかな。
オオクニヌシだとなんか陰湿な感じですね。
淡島神社住吉大社だとスクナヒコナ。かわいい感じでいいじゃないですか。
コノハナノサクヤヒメはだめなんだろうな。


この端の割くや秘め


とかで。しかも早死する神様だし。
話がそれました。


で、受付やったわけです。


新婦側の。


いやぁ、緊張した。
新婦側の受付が親族だったため、間に合わなかったのです。
集めた御祝儀を新婦側に預け、会場へ。
ここでバラスと、会場だと思ってたところ、


控え室でした。


またもや庶民派露呈。
間違えたっていいじゃない。人間だもの。みつを。ナハナハ。


フルコース。おしゃれです。


間違っても鯛をかたどったかまぼこは出てこない雰囲気です。


彼女のいないK君を気遣ってか、唯一男女比の同じ卓が割り当てられました。
しかもその境目。つまり右隣が女の子。
でもね、でもね、


K君だけが、会社違うの(正確には会社員でもない)。


他の男どもは一人が会話すると全員話の内容がわかるし
全員に話をふれる。しかも天下の有名商社マンたち。
合コン経験値が雲泥の差。女子の食いつきが違うの。
そりゃK君も合コン四天王の一角に数えられたことはありますよ。


6年前に。


男中最年長でその場を仕切ってた人が
「K君も三○○○(会社名)の人?」
と聞いてきたので、チャーンスと
「いいえ、まだ学生です。博士課程の。Nさん(新郎)が所属するチームの代表をやらせてもらっているので、招待されました。」
どーだ。
「へー博士課程かぁ。すごいねぇ。(女子たちへ)K君だけちがうけどあとはみんなNさんの同期と後輩の三○○○。


あ、あれだ。


おれ、当て馬だ。それかかませ犬。でも実は狼少年だったりするが。なんだかわかんないや。あははははぁーん。


その上俺をまたいで二つ隣の女の子としゃべるチームメイトM。


ブルータスお前もか。


実は俺もだ。と、寝返り話題に食い込む。そしてMの話をフォロー。Mを持ち上げる。
いいんだいいんだ。


あっちのブドウはすっぱいや。


狐になっちゃった。


式の挨拶は吾らがGMと新婦の元上司のドイツ人。これが超美形。トムクルーズをすっきりさせたような感じ。ニホンゴで挨拶。「結構」が口癖のようで、新婦をハイヤーして結構よかった。とか結構失礼なこと言ってました。
そして新郎の同期がスピーチ。これが微妙で彼はおいらの同期。その彼の同期がおいらの先輩。院卒と新卒は同期なんですね。スピーチのうまいこと。親父ギャグでお笑いに厳しい世代のギャルたちを笑いに引き込めるほど芸達者でした。


後半びっくりイベント。新郎の同期が新郎に内緒で新郎の故郷を訪れ、新郎の知り合いやゆかりの地をビデオに収めてくるという粋なはからい。これには九州男児の先輩の目にも涙。絶対泣かないような漢なのでみんなもらい泣き。そして乾杯合唱。
司会もプロ。盛り上げます。しんみりした声、絶妙な間合い。


この人全力で泣かそうとします。


前立腺はゆるいが涙腺のかたいK君も泣きそうになりました。
幸せそうで泣いてしまうというおなごの気持ちはまだわかりませんが、
披露宴が感動するのは確かです。


でも合コンって正式にはお食事会って言うんですね。先輩。


末永くお幸せに。