秘刀 (祥伝社文庫)

秘刀 (祥伝社文庫)

刀鍛冶を中心にすえた珍しい歴史小説。作者は「彦の会」メンバーのひとり。
彦の会:高橋克彦井沢元彦中津文彦からなるいわゆる「歴史推理物」作家の集まり
源義家がまだ若いときの東北征伐(中央から見れば征伐だが、東北から見ればただの侵略略奪)の時代です。前九年の役だったかな。「蕨手刀」「舞草刀」といわれる弓なりの刀の鍛え方を覚えようとする雄安という若者が主人公。
「だめですね、男の人って」
といいたくなりますね。